第23回女性労働セミナー2008

女性労働問題研究会主催の第23回女性労働セミナー2008が代表森ます美教授の昭和女子大学オーロラホールにて、参加者136名の出席で行われた。

講演は
○柴山恵美子氏(労働問題研究家)「EUの雇用平等・ジェンダー主流化の最前線」
○脇田滋氏(龍谷大学教授)「雇用破壊:派遣・請負の働き方の現実“氷点下の世界”からの脱出」

現場からの報告として
○派遣労働と女性ユニオン - 藤井豊味さん(女性ユニオン書記長)
○私の派遣体験 - 冨岡典子さん(首都圏青年ユニオン組合員)

私の訴え!(アピール私の職場・私の運動)
○川崎礼姫さん(東京美装セクハラ裁判)
○木村敦子さん(兼松裁判と職場の現状)
○西村かつめさん(「同一価値労働同一賃金」の立法化を目指しての「省庁交渉」、住友電工男女賃金差別裁判元原告)
○屋嘉比ふみ子さん(ペイ・エクイティ、コンサルティング・オフィスの紹介、京ガス男女賃金差別裁判元原告)
○増渕則子さん(セイコーの子会社解散・不当解雇)
○越堂静子さん(好きやねんドーンセンターの会の運動、WWN代表)
○柚木康子さん(昭和シェル石油男女賃金差別裁判)

 柴山恵美子氏はEUと日本の雇用の違い、労働条件の法制度の遅れ、いかに日本の労働組合が脆弱になったのか、働く者の弱い立場にいつもながらご立腹のお話。柴山氏はもはや78歳にもかかわらず、絶えず理不尽な社会と闘い続けているせいか、とてもお年には見えずお若い。私も定年後は穏やかに過ごすのかと思いきや、益々このろくでもない社会に対し、怒り続けている自分に驚きを隠せない。
  脇田滋氏の話の中で、特に記憶に残ったのは、今のような「企業別正社員労組」ではなく、「産業別労組」を立ち上げなければというお話。同じ仕事であれば、性・雇用形態・所属企業に係わらず、同じ待遇を保障する「同一労働同一賃金」でなければならないと。今、韓国では、日本のようにならないようにと、EU社会に見習い、産業別労組の立ち上げを始めたそうだ。
  日本はILOなどの再三の勧告も頑なに受け入れない厚生労働省のお役人、現場の労働者の声を聴く耳も持たず、一段高みの見物が続く限り、日本において差別はなくならない。個別紛争は裁判で!と呑気な事を言っている。
労働問題において、いつの間にか韓国に遅れをとるようになってしまったか‥。

 午前10時から、5時半までびっしり、実のある盛り沢山の勉強会で、堅い椅子に座って、お尻も痛くなった。参加者はWWN・ACW2・均等待遇アクッション21の会員が大阪、京都、福岡、名古屋から、今男女賃金差別裁判で最高裁に上告した兼松・昭和シェルの原告たち、いつものメンバーが集い、楽しい勉強会だった。

柴山恵美子氏のプロフィール
http://218.216.69.73/nippyo/writer/main.asp?No=589
脇田滋氏のホームページ
http://www.law.ryukoku.ac.jp/~swakita/
by chakochan20 | 2008-08-03 10:07 | 活動報告(65)

男女同一価値労働同一報酬


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