女性労働問題研究会 2010夏の研究例会

7月3日聖心女子大学で、「女性差別撤廃条約批准25周年:日本の課題」と称して山下泰子氏(文京学院大額名誉教授)の講演が開かれた。
女性差別撤廃委員会設立後に生まれた若い学生さんも多数参加され、これまでの歩みを解かり易くお話され、締約国は条約のすべての条項を実施する義務を負っているにもかかわらず、日本政府は委員会の厳しい勧告に、いつまでたってものらりくらりの官僚的答弁に終始。先進国?としてとても恥ずかしいことです.

講演終了後、ディスカッションが行われ、一人の学生さんから「最初から自分で一般職を選んでいるのだからコース別管理区分が差別だと言えないのではないか」という消極的な意見があり、均等法が施行された後もずーと差別に苦しんできた我々には驚きである。
男性は最初から全ての人が総合職であり、女性には一般職か総合職か選べと言うこと自体が差別だと言うことが理解できていない。

岡谷鋼機では、今では女性の正社員は採用せず、非正規雇用で5年契約で切られ、
昔のように若年退職制度が復活していると。意欲を持って働きたくとも働く場がないのではという意見も出た。

腰掛的な働き方で、専業主婦に納まりたいという言う若い人が多いが、結婚が永久就職で幸せに終わるとは保障されていない。夫に死なれたり、DVを受けても、女性自身が自立していない限り、路頭に迷うことになる。誰でも崖っぷちに立っており、落ちるか落ちないかは誰にも解からない。

山下先生は最初から消極的に生きるのではなく、精一杯生きる方が人生は楽しいので、一緒にやっていきましょうと締めくくりましたが、この手の運動には若い人の参加が少ないのでもう少し他の人の考えも聞きたかったが、発言も消極的なのである。

確かに今の若い人は、男女共に初任給は同じであり、差別を感じてはないのかもしれない。しかし、総合職で入社しても10年・15年と勤務を続くうちに、昇進で差がついていく。男であれば能力が有ろうとなかろうと、順次昇進・昇給していくのである。
差別は年金にさえも響いてくるので、死ぬまで一生続くのである。

運動は継続していかないと、何時までたっても差別は解消されない。
今後の課題は如何にして若い人の参加を促すか…。

政権交代で、千葉法務大臣が初心声明で選択議定書(個人通報制度)に100番目の批准国として批准したいと言っていたにもかかわらず、民主党の迷走で未だに解決に向かっていない。「アメリカだって批准していないでしょ」と言って、自民党とたちあがれ日本が批准に反対している。
政治家を選ぶのは我々国民であり、選挙はとても大事。皆さん必ず投票には行きましょう。
by chakochan20 | 2010-07-04 11:55 | 活動報告(65)

男女同一価値労働同一報酬


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