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憲法改正

朝日新聞「天声人語」2013年4月28日

―原点に立ち返って憲法を議論し直そうという国会議員らの動きが広がっている。憲法とは何か、何のためにあるのか。そもそもから考える、という。確かに、それ抜きの議論が先走っている。歓迎したい▼民主党の議員らが25日に「立憲フォーラム」という超党派の議員連盟をつくった。同じ日に、やはり超党派の議連「13条を考える会」も発足した。いずれも、憲法の根っこにある立憲主義という考え方を改めて確認しようとしている▼個人の権利や自由が、国家権力なり社会の多数派なりによって奪われることがあってはならない。そのために権力を憲法によって縛っておく、というのが立憲主義である。様々に異なる価値観を持つ人々が、公正に平穏に共存できる社会をつくる。そのための知恵である▼個人の尊重という思想は従来の改憲派には好かれていない。いまの憲法のせいで、「ほっといてくれ」と国家に背を向ける国民が増えた。憲法を通じ、国家が国民にもっと「ああしろ、こうしろ」と言うべきだ。そんな発想が根強い。立憲主義への無知なのか、あるいは懐疑か嫌悪か▼もとより憲法とは国民からの国家への命令であり、逆に国家からの国民への命令が法律である。ああしろ、こうしろが必要なら法律のレベルでやればいいことであり、憲法でどうこうする話では本来ない▼立憲主義を蔑(ないがし)ろにして改憲をする。そのとき憲法は憲法という名前の別物になる。それでいいのか。目下の議論の最前線は実はここにある。―

 もっともな事である。安部政権は今度の参議院選挙で憲法96条の改正を掲げるとしている。憲法改正には、①「両議院において、それぞれ総議員の3分の2以上による賛成」、②「国民投票による過半数の賛成」が要件となっている。阿部首相は両議院において、それぞれの総議員の2分の1に緩和したいらしい。
 日本国憲法は1947年5月に施行され「国民主権」「平和主権」「基本的人権の尊重」の3つを基本原理にしている。
 阿部首相はこの憲法はGHQの強い影響下のもとに作られ、他国より押し付けられた憲法だから変えるべきだとしている。しかし、3つの基本原理はとても理にかなっていると思うのは私1人だけだろうか。その時の権力者の一声で国の方向性を簡単に変えられないよう国民がノーと言える憲法でもある。
 百歩譲ったとしても、②の「国民投票の過半数」を「有効投票権を持った国民の過半数」とすべきで、①だけが一人歩きしてはいけないのでは?
 今の政権、閉塞感の中にいる国民に経済立て直しをうたい、高支持率だからといって少し強引ではないだろか。早急に法改正をする前にもっと国民の声を聞き、もう少し慎重に議論していくべきではないだろうか。
by chakochan20 | 2013-04-28 14:55 | 思うこと(19)

男女同一価値労働同一報酬


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