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結婚退職制、男女別定年制

 今から50年前、女性は結婚したら退職すると言う念書を書かされ、退職を拒むと解雇。そんな中、現住友セメントの1人の女性が東京地裁に提訴し、1966年(昭和41年)12月地裁は、「結婚退職制は性別による差別を無し、結婚の自由を制約するもので、公序良俗に反する」という違憲判決を下し、解雇無効を命じた。
1985年の男女雇用機会均等法以前だった為、労基法4条で賃金の性差別を禁じる項目しかなかった。従って民法90条の「公序良俗」に反するか否かを争点にするしかなかったのである。
 ついで1969年には東急機関工業の差別定年制裁判も勝訴。
なのに私が定年退職した朝日熱学は、何と1991年になるまで男性は55歳、女性は50歳という差別定年制が存在していた。今でも在職中のワンマン雇われ社長の会社を私物化した行為を思うとザワザワとした怒りがこみ上げてくる。悪いやつほど良い思いをし、長生きする世とは余りにも情けない。
 昔は夫は外で働き、妻は家庭を守るべきとの風潮があり、今又安部政権は「女性を活用するため、抱っこし放題の3年育休を」という。上面の言葉だけで、何の対策案も示さない。3年も働く現場から遠ざかって本当に職場復帰が出来ると思うのか?裏を返せば、そのままずーと家庭に納まりなさいよと言うことではないか。
 働き続けてきた女性は、今更「女性活用を」と言われても、昔も今も安い賃金で「活用されてきたのだ」と言いたい。

下記は朝日新聞掲載の「昭和史の再訪」より
https://docs.google.com/file/d/0B085Gg9ZtDchNVVpamdzQ2xiOVE/edit?usp=sharing
https://docs.google.com/file/d/0B085Gg9ZtDchQVc0UVNFdzZUdEk/edit?usp=sharing
by chakochan20 | 2013-08-18 16:33 | ニュース(155)

少年H

  10日出演者舞台挨拶の回を見てきました。
妹尾河童氏の自伝長編小説で40万部超えるミリオンセラーの映画化である。
監督:降幡康男
出演:水谷豊・伊藤蘭・吉岡竜輝・花田優里音・小栗旬・早乙女太一・原田泰造・佐々木蔵之介・岸部一徳・國村準

 昭和の戦前・戦後の異国情緒あふれる神戸の紳士洋服仕立屋、少年Hの4人家族の物語。
やがて戦争が始まり、自由な発言もままならず、一部の軍部の人に国民が皆同じ方向に向かわされる雰囲気の中、時流に流されず強く逞しく生き抜き、瓦礫と化した街と共に復興していく姿を丁寧に描いている。
 何気ない一つ一つの台詞が重みを持ち、心に響きます。
一人ひとりの尊重すべき人権など何処吹く風。
国民同士が国の意向に沿わない人の誹り、特公の赤狩りに邁進。又そうしなければ時流に生き残れなかった時代背景もあるのでしょうが、暗いいやな時代でした。
 年々アメリカに敗戦したことさえ知らない世代がいるとの驚きとともに、日本がどういう状況で戦争を始めたのか、広島・長崎の原爆投下の敗戦までの真実を伝えていかねばならない。この映画は戦争を知らない若い人たちに是非見て欲しいと思う。

  現安部政権は改憲し、自衛隊を国防軍に、戦争をし易くする憲法に変えようとしている。しかし、今改憲の時期ではないという圧倒的国民の反対意見のなか、今度は憲法解釈を担当する内閣法法制局の長官に、集団的自衛権(他国への攻撃に反撃できる権利)の行使容認派の外務省出身者の小松一郎駐仏大使をあてた。
手を変え品を変え、着々と改憲に向かっている。国民の無関心さに付込み、気が付いた時は徴兵制度も復活していたという事になりかねない。事実自民党幹部の中には公然と口にし、徴兵に応じなければ100年の懲役もありうるという法律で縛れば、どちらを選ぶかは一目瞭然だと言う議員もいる。

  確かに中国という油断のならぬ国の警備艇や民間船?が毎日のように尖閣諸島周辺の領海域に現れて、脅かされている事実は紛れもない。
7月18日には五島列島の福江島港(人口4万人台)に台風を避けるという名目で漁船を装った中国船106艘が1週間も居座ったそうである。今中国の船は100t級の最新船ばかりで、日本の警備艇は数では到底立ち打ち出来るものではないことも事実であるから、知らぬ間に占領されてしまったという脅威も解からないではない。
しかし、堪忍袋を切らしこちらが先に手を出さない限り、そのような態度を取れば国際社会からの誹りを免れない事は中国も百も承知の事と思う。中国の挑戦には乗らないよう、日本は冷静沈着さが必要なようだ。

 8月6日の広島の平和祈念式典に続き、9日長崎市長田上氏は平和宣言で「日本政府に、被爆国としての原点に返ることを求めます」と2度も言った。
今年の4月、ジュネーブで開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会での核兵器の非人道性を訴える共同声明に80カ国が賛同したが、日本政府は最終的に署名をしなかったことで、「世界の期待を裏切った」とも。
  「いかなる状況下でも核兵器が再び使用されないことが人類生存の利益になる」の文言が「核の傘」を提供する米国を刺激したくない為、「いかなる状況下でも」の文言を削除するよう求めた結果、応じられなかった事を理由として署名拒否をしたのである。
それに引き換え、阿部首相の挨拶は今までの彼の発言と同様、言葉を並べ立てているだけで心がこもっていない。

  日本は原爆を投下しなくとも死にたい状態で時間の問題だったというが、米国は原爆の威力を確かめたかった為に2度までも原爆を投下。その結果悲惨な惨事を招き、戦後68年も経ってもなお後遺症で苦しんでいる人がいる。その上、福島の原発事故も未だ終結せず、汚染水を海に垂れ流し続けている。後手後手の、それもばれてしまったものだけの言い訳会見。東電の幹部連中のひとごとのような発言を聞くたびに、東電は心底腐りきった会社だと思う。あの時一度解散させて、新体制の電力会社を作るべきだったのではないか。

  今の日本は何故か、あの頃のイヤーな時代がヒタヒタと忍び寄ってくる気配を感じている。
多くの人の犠牲の上で手に入れた言論の自由も行動も一部の指導者によって奪われるかもしれない。
無関心でノー天気でいる事が一番怖い事である。
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決して表舞台には出たがらないという原作者、83歳の妹尾河童氏を客席から壇上に引っ張りあげた水谷豊氏
by chakochan20 | 2013-08-11 16:33 | 思うこと(18)

男女同一価値労働同一報酬


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