ノルウェーの雇用形態等について

町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー時代の若いお友達が、ノルウェーの男性と結婚し、7年ほど前から首都オスローから飛行機で45分のクリスチャンサンドというところで暮らしております。
その彼女からのノルウェーのお国振りについてのメールがあり、日本との差など興味深い問題をご紹介します。

ノルウェーは住みやすい国第3位にはいっておりますが、オスローは世界一物価の高い街で、半社会主義国家のノルウェーは外国人の彼女にとっては住みにくい国だそうです。

①雇用状態
派遣が一般的。と言うのも雇用税が凄く高い事から正社員になれる確率がかなり低い。
臨時派遣者が名を連ね、必要な時だけ呼ばれるとか、3ヶ月契約や良くて1年契約で仕事が回ってくるような状況。
就職活動といっても特殊な資格がない限り、しかも結婚してからも旧姓をなのっている外国人では、面接まで漕ぎ着けるは夢のまた夢。
ノルウェー人は何に対しても懐疑的なためか、幾ら求人募集を出しても既にコネで決まる、決まってる事が多い。
でも万が一正社員にでもなったら一生を保障されたようなもの。
ノルウェーには職業による差別のようなものは日本より少ない。
それに懲戒解雇等も違法なので、相当な!理由がない限り首には出来ないが、それを良い事に適当に働く人も少なくないのが現実。
内部虐めに関しては、内部告発機関という相談窓口がある。
しかし、最近は上司の虐めが問題でテレビのニュースに取り上げられたが、小さな虐めはどこにでもはびこっていると。

② 労働環境
残業や休日出勤の手当てはもちろん100%付く、突発的に日勤・準夜勤務を続けてしなくてはいけない時なども、時給プラス手当てがしっかりつくので労働条件は確実に守られている。
それにノルウェー人は特殊な職業か緊急時以外は、時間外の仕事は徹底してしない主義というのが社会全体に浸透しているので、定時には帰れるし、残業代未払い問題は、ほとんど聞いた事がない。
でもその代わりお役所仕事のように時間がかかるし、たらいまわしになることもあったり、仕事に対しての処理能力や責任感は日本人よりかなり低いように思われる。
勤務がきつく、精神的なストレスが大きいと言い、医師の診断書を提出すれば、期間限定ではあるがその会社以外の場所で働く許可も出る。それも自分でその会社を探すのではなく、与えてもらえる。(日本人から見れば普通の仕事でも、ノルウェーの人は苦労知らずの人が多いから、ストレスになるようだと‥。余りに甘やかされた国民性に日本人の彼女から見るとちょっと引くところもままあるとのこと)

③ 納税
ノルウェーも所得によって税率が違い最低でも28%くらいで、彼女は臨時派遣にも拘らず、一定の収入をクリアした今の所得で36%払っているそうです。
医者や弁護士のような高所得者になると約50%もとられるそうです。
最低限の生活は保障されているので今の税率でも納得は出来、「揺り籠から墓場まで」は当たり前のことなのだと。

④ 消費税
食料品等で約13~14%、酒・タバコ、ガソリン等は25%。
本当に物価が高くて、マクドナルドでさえ日本円に換算すると一食(セット)平均1600円くらい。
不動産も3年前と比べ約2倍も上昇しているし、石油の輸出国にも拘らずガソリンは1リットル300円ほど。タバコも一箱約1000円。(日本もそのくらいの値段にすれば路上喫煙者が減るのに‥)
それでもノルウェー人は日本人がハワイへ行く以上に、毎年夏のバカンスでスペインや東欧あたりへ旅行(2週間)に行くそうです。

⑤ 失業手当
ある一定の年収をクリアしないといけないが2年間もらえる。

⑥ 医療費(治療・手術・入院)や子供の学費(16歳まで)がタダ。

⑦ 出産準備金・出産後育児手当(多分6歳まで毎月約2~3万円)もでる。

⑧ 年金
最低年金(扶養家族や病気など働いてなくても受けられる年金)で月6万程度。
日本円に換算すると多少多く聞こえますが、ノルウェーで生活するとなると厳しいとのこと。

以上、それぞれ一長一短はありますが、働ける間は一生懸命働き、税金を納め、老後の心配をしなくて良い悠々自適な生活が営める方が人間らしい生活のような気がします。日本のように自分の老後の生活は自分の裁量で賄わなくてはならないのもしんどい事です。

今、日本の捕鯨に関して叩かれておりますが、まとまった数の捕鯨をしているのは日本とノルウェーだけです。哺乳動物だから食するなんて野蛮だというが、食するものはそれぞれの国の文化で価値観が違うし、あのように大量の魚を食する鯨を捕獲することなく野放しにしてしまえば、他の魚の絶滅にも繋がり、海の生態系にも関わってきます。何故、日本だけが叩かれなくてはならないのか、ノルウェーのように毅然とした態度で説明、情報発信をすべきではないかと思います。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~takahama/kujiraniku2.html

ノルウェーに関しては下記のホームページでご覧ください。
http://www.norway.or.jp/
by chakochan20 | 2008-01-26 21:45 | ニュース(155)

男女同一価値労働同一報酬


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