日本オートマチックマシン男女賃金差別裁判和解成立

今年1月23日横浜地方裁判所は、会社が原告の宮下征子さんに男女賃金差別の不法行為が有ったという事で、1920万円を年5分の利息を付けて支払えとの判決が下りました。
しかし、被告会社は即刻東京高等裁判所に控訴し、争ってきました。
以後裁判所の強い和解勧告で、7回の和解協議がもたれましたが、11月27日やっと被告会社が折れ、勝利和解成立となりました。

以下が和解条項
1 一審被告は、一審原告に対し、本件和解金として金2,050万円の支払義務があることを認め、これを平成19年12月20日限り一審原告代理人弁護士名義の下記口座に送金して支払う。
                
2 一審被告は、訴外日本オートマチックマシン労働組合との協議により、従業員の男女賃金格差是正の調査・検討を行う労使の専門委員会を設置することとし、同委員会の設置について取締役会決議等の必要な措置を取る努力をする。

3 一審原告は、一審被告に対し、当事者間の横浜地方裁判所平成19年(モ)第25号強制執行停止決定申立事件につき、一審被告が提供した担保の取消しに同意し、その取消し決定に対して即時抗告しない。

4 一審原告はその余の請求を放棄する。

5 当事者双方は、本和解条項に定めるほか、他に何らの債権債務関係のないことを相互に確認する。

6 訴訟費用は各自の負担とする。

高等裁判所も差別があったと認め、勝利和解には違いないのですが、低賃金の男性と並べられ、其処までの損害金(1/3)しか認められないということは、二重に差別されたと同じことです。何時になったら、被った損害金を取り戻せるような判決が出るのでしょうか。
同じ差別裁判の原告としては、ここまでの苦労を思うと手放しで「おめでとう」と言うには余りにも複雑な心境です。
気力、体力、経済力に恵まれなければ、長い裁判を起こすことなどままならない今の労働者の立場では、圧倒的に泣き寝入り派が多いのです。
しかし、一人一人が勇気を出して、おかしい事はおかしいと言わなければ、世の中何も変わりません。労働組合がない会社でも、一人で加入できるユニオンがあるのですから、仲間が応援しますし、労働基準監督署より余程頼りになる東京都労働委員会に、調査や斡旋を依頼出来ます。働く皆様、諦めないで行動しましょう!

労働組合東京ユニオン 中野布佐子
by chakochan20 | 2007-11-29 12:00 | ニュース(155)

男女同一価値労働同一報酬


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