国連女性差別撤廃委員会

 2016年2月15日から国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)がスイス・ジュネーブにて開催され、日本に対する審査は15・16日に行われた。今回の対日審査は2009年以来、5回目。そしてCEDAWからの勧告は3月7日に発表される予定となっている。

 JNNC(日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク)からは約80名、内WWNは13名参加。雇用、教育、選択的夫婦別姓、戸籍と婚外子、部落、在日コリアン、アイヌ、障害者、農民などさまざまなジャンルからの NGOと、研究者、弁護士などが結集した。

 この委員会は、国連女性差別撤廃条約(外務省公定訳では「女子差別」とされている)を批准した各国で条約がどのように実行されているか審査し、不足不備があれば勧告を行う機関。23人の委員で構成し、現在の委員長は日本の林陽子弁護士。
締約国の政府が4年ごとに作成した報告書を審査し、最終見解を発表するが、審査ではNGOからの「カウンターリポート」も情報源になる。WWNも独自でカウンターリポートを提出し、最高裁で棄却された中国電力男女賃金差別裁判の原告も証言の機会を与えられた。勇気を持って法的手段に訴え、裁判所は差別があったことを認めながらも敗訴とは?!日本の法曹界はどうなっているのか。安倍政権になって、色々なことが後退ぎみ。時計の針が逆戻りをしているかのようだ。

 委員のフォローアップ質問にも、政策はあっても法律的な罰則がないので、実効性が乏しく、実現できていないということも聞いていると。一部の質問しか答えがないし、勧告通りのことが出来ていないのはどうしてか、との厳しい指摘も有った。

 日本政府からの代表団の多くは、各省庁に勤務する比較的若手の官僚である。代表団の前には想定問答集らしき書類があり、各省庁の代表者は淡々と読み上げるのみであり、相変わらずののらりくらりの回答のみに終始、国内での院内集会となんら変わらな風景のように見受けられた。

 CEDAW審議の模様は、下記のアーカイブで観ることができます。
http://www.treatybodywebcast.org/category/webcast-archives/

毎日新聞2016年2月22日 大阪朝刊
越堂静子さん 国連に日本の実態訴える意義は?
http://mainichi.jp/articles/20160222/ddn/013/040/036000c
by chakochan20 | 2016-03-01 17:41 | ニュース(155)

男女同一価値労働同一報酬


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