「窓」論説委員室から 『男はどうなる?』

「窓」論説委員室から 『男はどうなる?』

 -朝日新聞1月15日夕刊-
「州選出の新しい連邦議員は上下院4人が全て女性」。
米ニューハンプシャー州発のこのニュースに驚いた。米国史上初という。更に、新しい知事も女性だそうだ。
 人口約130万人の小さな州だが、大統領選の予備選を全米で最初に行う事で知られる。一方州議会は、上院議員24人、下院議員400人と、こちらは全米で最大だ。
 同州にあるダートマス大学の政治学者、デボラ・ブルックス助教授は一つの背景として、この州議会の大きさを挙げる。
 同州議会は創立以来、州民の忠実な代表である事を原則とし、下院議員は人口と共に増えて443人にまでなった。1942年に法律で上限が400人と定められ、以来それが事実上の定数となっている。その代わり、給料は年100ドルと、殆どボランティアである。
 「約3分の1を占める女性議員が人材のプールとなっているうえ、女性の強力なネットワークも大きな力になっている」と同助教授はいう。
 「全員女性」へのある同僚の反応は、「じゃ、男はどうなるの?」だった。実はこれこそ、逆の形で女性が思い続けてきたことだ。
 日本といえば、衆議院議員の女性比率は、今回の選挙でまた1割以下に逆戻りした。「じゃ、女はどうなるの?」  (辻篤子)


「窓」論説委員室から『男性化?女性化?』

 -朝日新聞1月18日夕刊-
 世の中、女性化しているのか、それとも男性化しているのか。
 若い男子学生を見ていると、バンカラ風は少ない。若い世代では、積極的に子育てに関わる「イクメン」男性をよく見かける。
 「草食系男子」という言葉がすっかり定着した。女性の男性化を示す「肉食系女子」という反対語があるものの、日本人の行動では女性化の勢いの方が強いのではないか。
 これを寂しく思う向きもあろう。でも、そもそも女性の社会進出が進んでいるわけではない。医療や介護、子育て支援への理解が必要な時代に、世の中の女性化はむしろ歓迎すべき事のように思う。
 東アジアの政治はどうか。どうもこちらは男性化しているようだ。
 先の大戦への日米戦争責任を取り上げ、話題となった小説「東京プリズン」の作家赤坂真理さんは記者会見で、性差の視点から物事を見る面白さを語りつつ、領土問題で対立する日本と中国について「マッチョさを競い合っているようにしか見えない」と話していた。
 そう言えば、政権の要職の顔ぶれを見ると日中とも男性ばかりだ。
 中国の若年人口は、一人っ子政策や中絶技術の普及によって、男性が女性に比べ大幅に増えている。
 男と女、そのバランスをうまく取らなきゃね。  (脇坂紀行)


 女性の視点、男性の視点とそれぞれの立場からコメントだが、日本の現状の一端を垣間見たような思いであり、しかし、お2人ともこれからの社会は男女のバランスが必要とのことでは一致。何事も男と女、半々になることが丁度良い。
 かつての経済大国日本の成れの果てが、この低落の政治を生み出した現況のようにも思える。又その政権に逆戻りし、どう変わるのかが問われている。
 日本中が馬鹿のように浮かれていたバブル期、人の心がお金の価値で決まり、人間性が失われていった時代が本当に幸せだったのだろうか。経済大国になるより、もの造り大国として復興していく事を望むのは無理なのであろうか。
 東日本大震災の復興も遅々として進まぬなか、現政権は第一に経済復興を掲げ、かつての規制緩和をまたまた遣ろうとしている。一時的には回復するかもしれないが、真の政策を打ち出さない限りもとの木阿弥に陥る事間違いない。
 人生において「何事もほどほど、そこそこ」であれば、人は争いもなく平和に過ごせるような気がする。
by chakochan20 | 2013-01-20 09:14 | ニュース(155)

男女同一価値労働同一報酬


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