「国際女性の日」に寄せての福島大臣メッセージ

 国際女性の日、おめでとうございます。

 3月8日は、「国際女性の日」であり、国連をはじめ、世界各国でこの日を祝う行事が行われています。本年は、
1975年に国連が「国際女性の日」と定めてから35年、そして、1910年に提唱されてから100年という節目の年を迎えます。

 この100年の間、我が国で、そして世界で、社会のあらゆる分野で、女性の地位は大きく向上しました。国連婦人の地位委員会の設置(1946年)、そして、1975年を国際婦人年とし、メキシコで第1回世界女性会議が開催されたことを契機として、世界各国で取組が急速に進みました。1979年には、「世界女性の憲法」とも
言われる女性差別撤廃条約が採択され、1995年の北京行動綱領策定など、男女平等を進める国際的な規範が確立されてきました。

 こうした国際的な動きに合わせ、我が国においても、男女平等と女性の地位向上に向けた取組が進められてきました。

 1945年に女性の参政権が認められ、1947年に施行された日本国憲法において、法の下の平等(第14条)や家庭生活における個人の尊厳と両性の本質的平等(第24条)が定められたことにより、戦後の男女平等の取組の礎が築かれました。また、これに合わせ、家制度の廃止、妻を行為無能力者とする規定の削除など、民法が大規模に改正されました。

 その後、男女雇用機会均等法の成立(1985年)、女性差別撤廃条約の批准(1985年)、男女共同参画社会基本法の成立(1999年)など、女性の経済的・社会的な地位の向上にとって欠くことのできない法律が整備されるとともに、国、地方、地域などにおいて男女共同参画への取組が進められています。女性の進出も様々な分野に広がり進み、女性議長、女性知事、女性最高裁判事、女性宇宙飛行士の誕生など、女性の活躍が注目されてきました。

 改めて、男女平等の実現と女性の地位向上に取り組まれてきた、あまたの先人の努力に、心から敬意を表する次第です。

 一方で、我が国においては、固定的性別役割分担意識の解消、意思決定過程における女性の登用、女性の労働条件、女性の貧困、女性に対する暴力など、まだまだ取り組むべき課題が多く残されており、男女共同参画社会の実現は道半ばです。
 現在、第3次男女共同参画基本計画を本年中に策定するべく、検討を行っておりますが、なぜ今まで男女共同参画が進まなかったのかについて検証し、実効性のある計画を策定します。

 「国際女性の日」100周年に当たり、今後も、より一層女性の人権が尊重され、性差別のない社会を目指して、全力で取り組んでいくことをお誓い申し上げます。

 皆さん、一緒に頑張りましょう。


平成22年3月
内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 

福島 みずほ
by chakochan20 | 2010-03-05 21:49 | ニュース(155)

男女同一価値労働同一報酬


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